インストラクター ペギー・エバーバック先生の手記より
ドメスティック・アビュース・サービス・インコーポレイティッド/Domestic Abuse Services Incorporated(DASI)は、 家庭内暴力や幼児虐待など心や身体、または性的虐待をうけた人たちのための非営利団体です。退職後、わたしはニュージャージ ーの小さな街ニュートンに移り、そこで中村会長の教えである、ひとのための空手をさらに深めるため、自分にできる何かを探して いました。1993年春、DASIに赴き、誠道空手を虐待被害者たちに教えることを提案し、そして小さな会議室でわずか二名の 生徒からはじまりました。初めの年は出席者も限られ、恐怖や狼狽などさまざまな理由で多くはやめてしまいました。7年たった 今、生徒は白帯から黄帯まで13人に増えました。クラスを始めるにあたり胴着や設備など経済的な面までご支援いただいた中村 会長にたいへん感謝しております。
人を助けることは、結果的には自分を助けます。わたしは、勇気あるすばらしい女性たちからたくさんの事を学びました。彼女 たちを理解することは、わたしが接する全ての人々との関わりに大きな違いをもたらしました。空手が彼女たちにとても大きな影 響をあたえたことを、とてもうれしく思っています。ある女性は白帯の時に書いたエッセイで、彼女は、ただやり返してやるためだけ にパンチや蹴りを習いたいと言っていました。しかし11ヶ月たった今、彼女が学んだ一番大切なことは、DASIのモットーで ある「七転び八起き」の精神だと言っています。一度、彼女が私の家を訪ねて来る時の事です。道に迷って、なかなか見つける ことが出来なくてあきらめかけていた時でした。後ろのシートに座っていた6歳になる息子が、「お母さん、あきらめないで。 七転び八起きでしょ!」と言ったのです。なんて素晴らしい事でしょう。
自己容認や自尊心は、わたしたち全てにとって、とても大切なことです。わたしは常々彼女らの手記から喜びと感動を得ています。 ある女性は彼女の手記の中で、「日々の空手の稽古で、わたしは自分にあたえられた時間や練習を大切に受け入れ、積極的な見 方と何でも可能なのだということを、いつも自分に言い聞かせています。」と書いています。また今度新しく入った白帯の生徒は 、彼女のつらい経験に立ち向かおうとしています。そして彼女いわく、「空手は最大の癒しであり、わたしは自分の内なる強さ を再び感じはじめています。誠道空手はいつも真剣で自分の価値を決してさげることなく、わたしにとって一番最高のものです。 わたしたちは何をするのもとても熱心であると同時に、お互い同士をとても親切にしています。」わたしは彼女の言葉にとても感 動しました。そして、わたしがよりよい空手家になる為にこの機会を与えてくださった中村会長やすばらしい生徒たちに、 心から感謝しています。
詳細は下記まで。
DASI
105 Main Street
Newton, N.J. 07860
973-579-2386
pegmle2@ptd.net