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誠道塾のシンボル 梅の花
現在、日本では格闘技ブームと言われ、マスコミなどでは、プロの格闘技が注目を集めています。
私はそうは思いません。
今商業マスコミにもてはやされているのは、空手や格闘技のほんの一つの側面である、強さを追求する暴力的部分だけがいたずらに肥大化し、
一人歩きしているような気がしてなりません。
本来の武道とは、人が生来持っている暴力的な部分を助長することではなく、これを別な次元の戦いへと昇華させるものなのです。
強さのみを、暴力的な部分のみを求めるだけでは武道の道は永遠に歩めません。
私はアメリカ・ニューヨークの地に誠道塾という空手を誕生させ、本来の武道へ近づく空手とは何か?と自分なりに模索してきました。
大会に勝つため、腕力を強くするためだけの空手ならば、一部の若い体力のあるものだけしか学ぶことはできません。
また勝ち負けにこだわる空手は体力的に弱い人や、大会でよい結果を残せない人たちを、排除する空手になってしまいます。
本当に社会に求められる空手とは、体力がなくても、いや、身体が不自由であろうとも平等に強さを求めていくことができる空手でしょう。
人と強さを争う空手ではなく、各自が昨日の自分より、今日ほんの少しでも強くなるように努力する。
そして仲間は他の仲間が強くなるための手助けをする。そんな個人と仲間たちが、己と互いを磨きあうことのできる空手、それが誠道塾の目指す空手です。
空手教本より抜粋 (主婦の友社 中村忠著)
子供たちはTVゲームで格闘技に熱中し、格闘技選手に憧れ、誰もがパンチやキックのまねごとなどをするようになりました。
このような状況を格闘技ブームと呼んでいるようですが、それは真の武道としての空手が一般に広まりつつあることを意味しているのでしょうか?